ビバリーヒルトンのASCAPのパーティにて、心を動かされる大きなことがありました。
今回、ロサンゼルスにきて、
心を動かされる大きなことがありました。
このことは、ずっと心の中にあったのだけれど、
私にしては珍しくこの気持ちを表に出してしまうと、
その熱量が薄れてしまうのではないかという小さな恐れがありました。
だからなかなか、言葉にできなかったのです。
それは、先日、ビバリーヒルトンで行われたASCAPのパーティ会場で起こりました
昨年も数々の映画が生まれましたが、
その中でも素晴らしい作曲家に惜しみない賞が贈られるこのパーティ。
ロサンゼルスの作曲家が一同にかえすこのパーティでは、
同じテーブルには、ドラマ「スタートレック」の作曲家のデニス・マッカーシーさん。
お隣はとっても優しい笑顔のエミー賞の役員をされているマーク・アドラーさん等大御所の方々。
そして、今回、賞を受賞したのは、
・映画『ラ・ラ・ランド』、映画『グレイテスト・ショーマン』の若手作曲家コンビ、
ジャスティン・ポール&ベンジ・パセック
・映画『キャプテン・マーベル』初の女性作曲家のピナー・トプラク。
・映画『スパイダーマン:ホームカミング』『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
『ドクター・ストレンジ』『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』など、
数々の映画を手がけるマイケル・ジアッキーノ
とくにマイケル・ジアッキーノは、僕の音楽すべてを含め、
ミュージシャンがいないと映画音楽自体が表現できないと
ミュージシャンに対する深い敬意についてのスピーチをされ、多くの作曲家から拍手を受け、私も感動しました。
そして、ディナーが始まると、目の前で演奏が始まりました
なんと、、、大好きな映画『グレイテスト・ショーマン』の
「This is me」を映画で歌っていた本人、キアラ・セトル(Keala Settle)が
歌い始めたのです!!!
(↓映像の模様は、たまたま、ライブ中継していたので、こちらご覧いただけます)
https://www.facebook.com/maikohorisawa.jp/videos/2314901955419235/?t=272
この曲は、ゴールデン・グローブ賞主題歌賞も受賞した名曲で、
「人との違いを祝福していい時代」になったという彼女の想いが、
この映画のメッセージとともに、心に響いてくる名曲でした。
彼女は、この曲をもらった時、「自分のことを歌っている曲だと思った・・・。
だからこそ、心をさらけ出さないと歌えない歌詞」
そのため、プレゼンになるまで、マイクの前で一度も、怖くて歌えなかったそうです。
その彼女が、歌の歌詞によって、逆に心を鼓舞され、自分の心の壁を超え、
歌えるようになった瞬間を撮った動画があります。
https://eiga.com/movie/86306/video/25/
パーティーが終わり、
わたしは、真っ先に、彼女のところに言って話かけました。
挨拶をして、素晴らしいパフォーマンスだったと伝え、ハグをした時、
ふっと心に去来するものがありました。
この1年で、LAで一番会いたかった人だったのかもしれない・・・。
だから、片言の英語を、何度も口元で唱え、それを伝えました。
えー、えーっと、、
「You are the one who I wanted to meet the most in LA!」
彼女は「Oh!!!」と言って、温かくわたしを抱きしめてくれました。
そして、どこでそんなにレッスンを積んだの?
そう聞いたら、彼女はちょっと恥ずかしそうな顔をしながら
「わたしはレッスンを受けたことがないの」
「すべてこのピュアなハートだけで歌ったの」
と言いました。
やっぱりそうなんだと確信しながら、
私が大きくうなづくと、彼女もとても嬉しそうな顔をして、私たちは無言で強くハグしあいました。
わたしがあなたの歌にどれだけ励まされたか、
また今日会えたこの奇跡がどれだけわたしに、エネルギーをくれているか・・・
その後も色々な話をし、
たくさん通じるところがあって、そのたびに、何度も彼女とハグしました
歌とありのままに生きて、輝く彼女のパワーが本当に素敵で、
わたしは、ピュアな彼女の魂に何度も抱きしめられているような感覚になりました。
少しLAにきて、やっと身体が慣れてきたのですが、色々と考えることも多く、
このところ、気持ちも身体も不安定なことが多かったのですが
今日も、また、エネルギーをもらえたこの感覚を思い出しながら想いを表現したら、すごく元気が出てきました
人間だから波があることもあるけれど、
でもそれは、当たり前のこと、仕方ない。
そんな時も、そうでない時も受け入れて、
前に進めたらと思っています