大河ドラマ『麒麟がくる』に携わり、歌わせて頂いた「悠久の灯」について その1
この度、大河ドラマ「麒麟がくる」の最終回を前に、
「悠久の灯 feat.堀澤麻衣子」が、ソニーミュージックより先行配信されました。
この曲は、大河ドラマ「麒麟がくる」の中で、ヴォーカルをフィーチャーして作った曲です。
大河ドラマの劇中では、
長谷川博己さん演ずる明智光秀の妻:煕子が、光秀の腕に抱かれ息を引き取るシーンで、
ヴォカリーズ(=歌詞のない、Ah~などで世界観を表現する歌)で歌わせて頂いたものが流れました。
そして今回、2021年2月3日にリリースされた「悠久の灯 feat.堀澤麻衣子」は、
英語歌詞バージョンが、発表。
英語のため、歌詞の内容が気になるという方もいらっしゃると思いますが、
今回のドラマ全編を作曲された、ハリウッド作曲家のジョングラムが作詞作曲されました。
わたしは、最初この歌を、歌詞なしで聞きました。
・・・曲を聞いた瞬間、身体の奥、身体の中心の「丹田」が震えました。
切なさ・悲しさの中に、
紛れもない意思の強さと、希望を感じたからです。
そして・・・
いろんな人の想い、景色が浮かんできました。
志ながばで亡くなる人も多かった戦国時代。
昔の古き良き時代から、人間が大切に守ってきたもの。
生きるの真ん中にある「愛」
それは、現代でも消えず、人間のよりどころとして、常に横たわっている。。。
「愛」を真ん中においたこの楽曲。
それを今、この歌で、つなげたい。
わたしの頭の中には、こような想いと景色が浮かび流れていました。
たとえ、命絶え果てたとしても・・・
身体がなくなり消え果てたとしても・・・
魂や想いは消えず
また次への時代へと輪廻していく。。。
その代で達成できなかったとしても・・・
その想いをつなげようとする誰かが 必ずいる・・・
そんな希望、光を感じながら、歌いました。
They’re never gone・・・
決してなくならないと。
*
何かが終わって、何かが始まる。
生きていると、そういうタイミングがあります。
このコロナ禍の中、志なかばでできなくなることもあります。
悲しいけれど、仕方がない。
どんなに走っていても、想いがあっても
叶わないこともある。
たくさんの人のことを思い、周りのことをおもい、
自分の生活や、やりたいことを閉じ込めて、
踏ん張って毎日の行動をおこなっている人も多い。
でもいつか必ず、光が差す時がくる。
志なかばで手放さなければならないことがあったとしても。
人を笑顔にしたい、心を救いたい、元気にしたい、
そう思っていても、
命が絶え果てる人もいる。
叶えられる環境を失う人もいる。
それでも・・・
その想いは消えない。
どういう形で残るか
それはわからないけれど
その想いは消えない。
そして、その想いは時を越え、
輪廻して続いていく。
みんなの心のどこかとつながる歌。
いつまでも、エコーするように。響きわたって・・・
世界が平和に 平安になりますように。
ただただ それを
時を越え
祈り続け
歌います
堀澤麻衣子
🎤「麒麟がくる」最終回前日 2/6(土) InterFM897 「Serendipity」24:30~ にて、
この楽曲について、さらに語られてない部分を語ります。
https://www.interfm.co.jp/serendipity
●ハリウッド作曲家 ジョングラムからの歌手 堀澤麻衣子へのメッセージ
https://maikohorisawa.com/kiringakuru/
●音楽ナタリー 音楽プロデューサーと歌手 堀澤麻衣子が語る 【大河ドラマ「麒麟がくる」クライマックスを彩る劇中歌「悠久の灯」が生まれるまで】
https://natalie.mu/music/pp/horisawamaiko