Interview
堀澤麻衣子へのインタビュー
ー 新曲「Dear」が生まれたきっかけ、曲に込められた想い
とにかく圧倒的に美しい曲を創りたい。
それが最初の想いでした。
そんな話をいつも一緒に音楽を奏でているピアニストの斎藤渉さんこと、わっくんに伝えた時
僕の好きな曲があるといって、お父さまのことを思って創った曲を聞かせてくれたのです。
それがあまりにも美しくて美しくて・・・
わっくんは、病気で早くにお父様を亡くされてお、随分前から、折に触れ、わっくんとお父様のエピソードを聴いていました。
そこにはいつかの想いやエピソードがあり、いつかそれを曲に表現できたらと思っていました。
わっくんが聞かせてくれたその曲は、あまりにも素晴らしい曲だったので、迷いなくお父様とわっくんの物語を曲として創り上げたいとお話し一緒に、曲として創り上げました。
お父様は闘病中
いつも病院で彼の演奏をビデオでみていたそうです。
何度も何度も同じ演奏を聴き
その度に、本当にお前の演奏は素晴らしい
と、いつも言ってくれたそうです。
そして
お前はほんとに好きなことが見つかったのだから
地位やお金や名誉のためではなく
本当に好きなことをやって生きていったらいいよ
いつも応援してるよ
と、言ってくれたそうです。
わっくんは演奏していると
自分のすぐ横にお父様の魂を感じるそうです。
そんな2人の愛の物語を、言葉を吟味しながら
わっくんと一緒に作らせていただいたのですが
いろんな方の愛の形にもきっとリンクする・・・
そんな曲になっているかと思いますのでぜひお聞きいただけたら嬉しいです
ー 特別な想いが詰まっが「Dear」レコーディングの時の想い
この曲は、ただただ優しいピアノの音色に導かれ奥深い森の中で、あたたかな星の光に包まれた美しい空間が浮かんでいました。
シーン・・・と音のない 森の中・・・
でもそれは、不思議と孤独を感じるわけでも、怖さもない
ただ、ただ、深く大きな森…大切なあなたに守られているような感覚
これまで音楽を聴いてきて
「音に愛が宿るさま」
を、コンサートや楽曲から何度も感じてきました。
この曲にも、その曇りなき、純粋な愛情を感じています。
その愛を、ピアノに導かれるやさしさと共に
わたしにもたっぷりと愛を声にのせ、歌っています。
「遠く離れていても、そばにいるよ。
いつも、すべての音に、愛をのせ、届けているよ。」
作品を通じて、オーディエンスと創作者が呼応しながら
音からの「想い」を感じることで
ご自身が持つ愛の深さに気づいたり
愛が持つ「励まし」に心あたためられたり・・・
共に味わえたら幸せです。