その2:ミックスボイスを出すことができる歌手

堀澤の声は、
「ミックスボイスを出すことができる」
という特長があります。
「ミックスボイス」とは聞きなれないかもしれませんが、
ミックスボイスとはなんでしょうか?
声には大きく分けて、
・裏声のように頭で響かせる「ヘッドボイス」
・地声の「チェストボイス」
の2つがあります。
その2種類の声が程よくミックスされることにより生まれるのが、
「高音域で心地よいけれど、芯が通っている声」
すなわち、これが、
「ミックスボイス」
と呼ばれる声質です。
実は、このミックスボイス出すことができる歌手は、
日本人では、ほとんどいません。
そこには、独特の息と声の混ぜ方が存在し、そのミクスチャー(ミックスのさせ方)が美しく、絶妙である必要があります。
結果、これが実現できると、とても個性的な声となります。
声と息の混ぜ方のバランスが重要であるため、
歌唱方法や声質などの多くの条件が揃わないと、
なかなか出すことができません。
しかし、幸か不幸か、堀澤はかつて、ポリープにより声を失った経験を経て、
古武道や呼吸法を取り入れた「オリジナル発声法」を生み出しました。
この発声法は、ミックスボイスを出すのに適しており、
その声を失った経験をもとにして試行錯誤した結果、
堀澤は、独自のミックスボイスを出すことができるようになりました。
このミックスボイスも、ヴォカリーズで様々な音色を奏でる際に、
とても重宝される声質です。